【幻想的な夜の旅】祈りを捧げる“灯籠流し”のあるお祭りへ行こう

死者の魂を弔って、火をいれた灯籠を川や海に流す日本の伝統行事“灯籠流し”。
地方によってお盆の時期が異なることもあり、日本で一斉に行われる行事ではありませんが、光の灯った灯籠が流れていくさまはとても美しく、日本ならではの風情を感じられる景色です。

今回は願いを込めた灯篭が灯す暖かな光を求め、心を癒してくれる“灯篭流し”の旅にぴったりのお祭りをご紹介します。

嵐山灯篭流し(京都府)

nozomi✧˖°さん(@non_no.y)が投稿した写真

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昭和24年、戦没者の霊を慰めるため灯篭による供養を始めたことに由来する「嵐山灯篭流し」。お盆には、お精霊さまをお迎えして供養し、お盆が終わると極楽浄土へお送りします。
京都では、お送りの行事として「五山の送り火」がありますが、この灯篭流しも同じくお送りの行事のひとつです。

「嵐山灯籠流し」8月16日の19時から21時まで、嵐山公園にて行われます。
灯籠を流したい方は、中ノ島公園にて10時から21時まで、または臨川寺前公園(渡月橋北詰)にて10時から19時半まで、販売している灯篭(水塔婆1枚付き)を1000円でお買い求め下さい。

永平寺大燈籠ながし(福井県)

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福井県永平寺町で行われる九頭竜フェスティバル「永平寺大燈籠ながし」では、九頭竜川に約1万個もの燈籠が流されます。流れる燈籠には、“供養燈籠”と“願い燈籠”の2種類があり、自分の叶えたい願いを燈籠に込めて流すこともできますよ。

同時に花火も打ち上がるので、ゆらゆらと川を伝う光と空に弾ける花火のコラボレーションという、とても幻想的な風景を楽しむことができます。これは心に残る夜景として、日本夜景遺産の「歴史文化遺産」にも認定されました。

開催日は、8月24日。駐車場もあるので車での来場も可能ですが混雑が予想されるため、JR福井駅東口からえちぜん鉄道に乗り、「福井駅」から「永平寺口駅」下車(所要23分)、会場シャトルバス約5分というアクセス方法もあります。
ミニステージや、バザー販売などいろいろな催し物も行っているので、そちらも一緒にお楽しみください。

ピースメッセージとうろう流し(広島県)

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広島で行われる平和記念式典の夜に、原爆犠牲者の冥福と世界恒久平和を祈って、元安川などに原爆の残り火を灯したさまざまな色の灯籠を、約1万個を流すイベント「ピースメッセージとうろう流し」。
たくさんの人が“平和”を思って作った灯籠が流れている景色は、その思いと同じようにとても美しく、永遠の未来に架かる美しい流れとなります。

「ピースメッセージとうろう流し」は、8月6日の18時から21時まで、元安川の原爆ドームから元安橋付近にて、自分の手で灯籠を流すことができます。

加賀友禅灯ろう流し(石川県)

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水の芸術ともいわれる加賀友禅と川のつながりに感謝し、加賀友禅に携わってきた故人の霊を慰めるとともに、水供養として今後の繁栄を願うために行われる「加賀友禅灯ろう流し」。当日には、約1200個の灯籠が夜の浅野川を彩り流れていきます。

日時は6月3日(平成28年時)の19時から21時まで、浅野川の天神橋から浅野川大橋付近にて行われます。


さまざまな祈りがこもったたくさんの灯籠が流れていくイベント。
自分の手で灯籠を流さなくても、そのとても幻想的で美しい風景を見ているだけで心癒され、今生きていることに感謝をしたくなるようなありがたみを感じることができます。

みなさんも機会がありましたら、ぜひ“灯籠流し”に参加してみてください。

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