2019.02.20

プランテーション時代の名残を伝えるホノカア最後のホテル

スマートリップ・ハワイ編集

山下マヌー

ハワイ島の右上、有名な観光地ワイメアバレーの近くにあるオールドタウン、ホノカア（Honoka`a）。約１０年ほど前にここをロケ地にした日本の映画が作られて以降、一部のハワイマニアの人たちには知られた街でもあります。

まだハワイでプランテーションが盛んだった 1930年に建てられたホノカアピープルズシアターは今でも健在。失われたハワイの光景が残る貴重な場所でもあります（因みにシアターは日本人移民の谷本さんという方により建設されました）。

とはいえ、かつての街の賑わいは今は昔でございます。今ではメインのママネストリート沿いに建つ建物が当時の面影を残すのみ。近所に大型スーパーもないこのあたり、観光客のこちらからすれば古いハワイの町に迷い込んだ気分にさせてくれて楽しいのですが、暮らしている人たちにしてみれば、それなりに大変なんだと思います・・・。

そんなヒストリックタウンホノカアのスローな街に溶け込んでみたくありませんか？それならここしかありません。ホノカアを通ったことのある人ならこちらの建物が気になっていた人もいたのではないでしょうか？192８年に建てられたホノカア最後のホテル（古いだけでなくソーラーパネルを使用して独自の電力の多くを生成する、環境コンシャスホテル）です。

建物もほぼ当時のままで残され、入り口の反対側からはプランテーションの名残を感じさせる裏庭、その先には海が臨めるという、グッドロケ―ション。

時間が泊まったホノカアでゆっくり滞在してみるというのも悪くないと思います。ワイキキやハレイワでも味わえないハワイスティになること間違いなしです。そうそう、たいていの場合スタッフが不在で、ロビー（というか入口玄関のようなスペース）に掲示板があり、写真のように「４時に戻ってきますよ」なんて貼り出されています。

中庭がいい味？出してます。入り口からではわかりませんが、建物に入ると実はかなり奥行きがあり、部屋数もかなりの数あります。

中庭に面した一階にはラウンジ（のようなスペース）があり、地元の皆さんにも開放。音楽ライブや集会などが行われているという、そんな地元の皆さんにもなくてはならない、地域密着のホテル。

部屋タイプはいろいろ。最もお薦めなのがオーシャンビューコーナールーム。門部屋の窓から海一望というハッピー空間に大きなクイーンベッド。お値段＄139ですが、値段以上の価値ありです。毎朝コンチネンタルブレックファ−ストも付いてくるというのも魅力です。コーナーの続き部屋（コネクトルーム）もあるので、二人以上で泊まるなら、そちらがお薦め。