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ハワイ島火山国立公園が立ち入り可能になったので、行ってきた

山下 マヌー

スマートリップ・ハワイ編集

山下 マヌー

2018年5月の大噴火以来立入禁止となっていたハワイ島火山国立公園が9月22日に一部立ち入り可能となりました。ハワイ島に多くの損害を与えた火山噴火は、観光にもその影響は大。JALのコナ便就航のタイミングで起こった噴火により、ハワイ島旅行をキャンセルした人もかなりの数になるようです。

その噴火もようやく鎮静化。9月22日にようやく公園の一部再開となりました。とはいえ、まだ油断は禁物ということで、上記の注意事項を正しく守って公園へ。

「一部解禁」と聞いて、早速先日行ってまいりました。溶岩台地は相変わらずあたり一面真っ黒の世界。不気味。人が少ないのは、解禁されたことを知らない人が多いせいなのでしょうか。このポイントは普段なら観光客の車が数台停まっているのですが、珍しく一台もなく。

 

こんなふうに黒い溶岩台地、独り占め状態もできてしまいますよ。

 

これが9月22日に出されたキラウエア火山付近の状況。

あいにくこの日は霧がかかっっていたのですが、それでも以前とは火口の姿が大きく変わっていることがわかります。一番驚いたのは、火口のサイズが相当に広がっているということ。これほどまでに大きな円形ではなかったのですが、噴火により拡大したのですね。恐るべし、ペレの力!

解禁されたエリアから先は、こんなふうにROAD CLOSEDのサインボードが置かれて通行止め。チェーンオブクレーターロードを周遊することも、火口に最も近い位置で見ることができたジャガーミュージアムへもまだ立ち入ることはできません。

そこで、火山公園内で唯一の宿泊施設、マークトウェインも宿泊したというボルケーノハウスへ。あれ?!暖炉の火が消えてる!!これまで10回を超える回数このホテルに来ていますが、暖炉の火が消えていたことはありませんでした。

 

それに以前、何かで「このホテルの暖炉の火は、ホテル開業以来100年以上消えたことがないのが自慢」みたいなことを読んだことがあります。なにか裏切られたような、ちょっと悲しい気分になりました。今回の噴火となにか関係があるのでしょうか?

ちょっと霧が晴れてきました。以前火口を見たことがある人なら、火口の拡大具合がわかると思います

 

2017年3月にほぼ同じ位置から撮影した火口の様子です。林の位置まで火口の縁が迫っているのがわかります。噴火してヘリが押し上げられれ、広がったという感じです。

ハワイ州で唯一の世界遺産でもあるハワイ火山国立公園。ハワイ島に行く多くの人の目的の一つがここに来ることだったりします。その場所がようやく解禁となりました。ハワイで、いや太平洋で最も強力なパワースポットでもあるキラウエアに、地球のエネルギーを感じに来てみてください。

 

 

 

 

 

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