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近頃増えている、看板のない怪しいBARに行く

山下 マヌー

スマートリップ・ハワイ編集

山下 マヌー

近頃増えているのが、“Speakeasy”という聞き慣れないジャンルのバー。Speakeasy(もしくはSpeakeasies)とは、アメリカ禁酒法時代の、アンダーグランド的なお酒を飲む場所のことをいいます。

 

年配の方には懐かしいアメリカドラマ、“アンタッチャブル”で描かれていたアルカポネ一派が密造酒を提供していた、あんな感じの店です(仲間由紀恵のほうじゃないです)

 

そんな禁酒法時代の隠れバーのスタイルが、アメリカメインランドから流行り始め、今やハワイにまで到達。そもそも何故流行りだしたのかはよくわかりませんが、ハワイにも増殖中です。

 

そんなハワイに増えつつあるSpeakeasyスタイルの店の中、個人的に気に入っている店は“ハリーズ ハードウェア エンポリウム”“隠れバー”なので当然看板はありません。ないどころか他の店の看板が出ているので、住所を頼りに行っても「そんな名前の店はどこにもないじゃない!」と、混乱するかもしれません?

“ハリーズ ハードウェア エンポリウム”
1936 S King St
Honolulu, HI 96826
木〜日/ 5:30 pm – 2:00 am

 

 

次に紹介するのは“スカイ・ワイキキ”のSpeakeasy、“ザ・バックバー”。ワイキキの真ん中、ビジネスセンター19階のルーフトップバーにある、あのスカイ・ワイキキは多くの人が知っていると思います。ですが、シークレットバーの存在を知る人はほとんどいません。その他大勢の客で混み合うルーフトップと真逆の、まったり感の高い空間でカクテルを傾けるドレスアップした大人達のバーでございます。ホノルルの夜景を眺めつつ、カリスマミクソロジストのジェニファー・アクリルのオリジナルカクテルをどうぞ。

 

 

「スカイ・ワイキキのどこにこんな場所があったのか?!」と、そう驚くのも当然。入り口は相当にわかりにくくなってますから(ヒントは下の写真)。バックバーへと続く秘密の扉へのアクセスは、パスワードが必要らしく(パスワードのヒントは、インスタグラム@SKYWaikikiでチェック)。

ザ・バックバー
2270 Kalakaua Ave, 19th floor •
火〜日/5:00PMー。
要予約

 

最後に紹介するのはカカアコ“のハイ・ブロールーム”。ここもまたかなり分かりにくい店。何故なら表向きにはクラフトビールの看板しか出ていなく、しかもそこには健全なALOHA BEERの文字。そう、実はここはALOHA BEERのSpeakeasy。店のどこかにある階段から2階に上がった場所に、目指す秘密のBARの入り口があります。

ザ・ハイブロールーム
700 Queen St.
Honolulu, HI 96813
544-1605
木ー土/ 5:00PM – midnight
 

どこの店も“違法っぽさ”を演出しているためか、表だって看板は出していません。住所を頼りに出かけてください。無事店にたどり着いたその時「怪しいかも」と思っても、ためらいは禁物。勇気を持って“秘密の扉を”開けてみてください。そうすればきっと新しいハワイの夜を楽しむことができますから。もちろん、今回紹介した店は女性客でも楽しめる健全な店なので安心を。

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