オアフ島における超ローカルエリアといえば、そう、カリヒ。ハワイアンやフィリピンなどからの移民の人々が古くから暮らしている、ある意味観光客とは、ほぼ無縁のエリアです。
観光客に無縁のエリアということは、エリアにあるお店がターゲットにしているのは、当然ローカルの人々ということですね。ローカル相手の商売ということは、お値段もローカルプライス。つまり観光客相手の店より低めに設定されているということです。
と同時にリピーター客を掴む〈ある種の個性〉のようなものがなければ、地元では商売が成り立ちません。たとえばリリハベーカリーのような(写真上)、値段と味との絶妙なバランスに加え、ココパフなどのここにしかない個性的商品の存在があるような店・・・ローカルエリアのカリ匕には、その手のお店がたくさんあります。
開業1978年、カリヒのほぼ真ん中でローカルに愛され続けて40年超え!プライスとボリュームと味の3つが揃ったボブズもまた、カリヒエリアを代表する名店。
レストランではないのですが、リサイクルショップセーバーズもまた、カリヒの住民には無くてはならない存在。アパレルを中心にユーズド商品が激安で購入できるので、ハワイリピーターにも知られているお店です。
そんなカリヒエリアのローカルレストランの中からチリ好きにおすすめしたいのが、こちらのリッチーズドライブイン。店のスタイルはよくあるプレートランチのお店。ではいったいここのなにが推しなのかというと、チリ。チリとチキンが人気のカリヒエリアの名店なのでございます。
では早速人気のチリを頼んでみましたよ。チリドッグとチリプレートの2つをオーダーです。で、登場してきたのがこれ。右がチリプレート。色味も色気もない全面チリのプレートがドカン!マカロニサラダが付いていますが、これ日本人に作らせたら、人参とかパセリとかを使って色味に工夫をすると思います。が、ここではそんな小細工はなし。全面チリでの直球勝負。潔いですね。
一方チリドッグ。ドッグが見当たらないです。オーダーを間違えたか?と、よく見たら、チリの間からわずかに何かがはみ出ています。もしやこれは!
まさかの、チリに埋もれたチリドッグの登場であります!食べ始めていくとなにやらスプーンに固体があたり、なんとそこからドッグ!何という感性!このあり得ない突き抜け感、最高じゃないですか!チリの下にチリドッグが埋没、チリon チリのチリプレート。これこそがこの店を代表する個性メニュー。チリ好きなら覚えておきたい、カリヒの名店の一つです。
INFO
1178 N King St Honolulu
- 営業日:
- 月火水5:00AM〜9:00PM 木金土:6:00AM〜10:00PM 日:6:00AM〜9:00PM
- 休日:
- 無し