別名ピンクパレスと呼ばれるロイヤルハワイアンホテル。ハワイに行ったことがある人なら誰もが知っているハワイを代表するホテルですね。
建物だけでなく部屋のアメニティなどにもピンクが多様されています。
バスローブもピンクです。着るのをためらってしまいそうですか?いやいや、これがまた誰が着ても似合ってしまうのがハワイマジック。ハワイで少し日焼けした肌にピンクカラーが似合うんです。ちなみにホテルのアメニティなどは宿泊しない人でも一階のギフトショップで購入可能です。
そんなピンクパレス、ロイヤルハワイアンには緑が多いと思ったことはありませんか?
ハワイのビーチフロントに建つホテルなら、庭はもっと“ビーチビーチ”した造りにしても良いような気がするし、そうしたほうがお客にとっても「おおーこれこそ島だ!ハワイのホテルだ!」と喜ぶのではないかと思うのですが・・・。
そこでホテルのPR担当の人にそのことを質問したことがあります。すると「ご覧になりますか」と、案内されたのがこちらの部屋。
さすがヒストリックスイートルーム。ドアを開けると大きなリビングがあり、その奥に寝室という贅沢な作りの部屋でございます。窓からの景色が気になります・・・
おや、緑じゃないですか!海ももちろん見えますが、窓からの景色の8割近くを占めているのは、オーシャンではなくグリーン。500ドル以上もする、しかもスイート・ルームなら当然オーシャンフロントの部屋と考えるのが普通です。一体何故?
その謎が解けました。
このホテルが開業した当時のお客はといえば、アメリカから船でやってくる人々がほとんど。彼らは何日もかけて海の上を船に揺られてハワイにやってきます。到着する頃になると「もう海は見飽きた」という人が少なくなかったそうです。そこで緑の庭を見渡せる場所にスイートルームを設けたとのだと。
ハワイに行くのに、ハワイに着く前に「海はもういいから、緑を」とは、なんとも贅沢ですね。
ということでロイヤルハワイアンホテルには緑が多いのでした。
お客を迎える正門からの見え方も、海のホテルというよりはむしろ高原のリゾートホテルという佇まいですもんね。
INFO
THE ROYAL HAWAIIAN RESORT WAIKIKI
2259 Kalakaua Ave., Honolulu, HI 96815