ハワイ州の中でも夕日が美しいことで知られるワイキキ。お気に入りのサンセットスポットはどこですか?
と、その前にワイキキサンセットのイメージとえば、真っ赤な太陽が海に沈んでいくというイメージ。
なのですが、太陽はいつも海に沈んでいくというのでありません。
海に沈んでいく太陽を見ることができるのは、実は冬の間だけ。10月頃から4月頃の間にかけてのみ。
その他、夏の期間はワイキキビーチを背中にして右側。マカハ方面の陸地に沈んでいきます。
どのくらい沈む位置が違うのかを写真で見ましょう。たとえば次の写真は2月の取材時に撮影したサンセット。
モアナ・サーフライダー前のビーチから撮影したものですが、太陽がきれいにワイキキビーチに沈んでいくのがわかります(撮影日2月21日)。
一方下の写真。ワイキキビーチの東の端、サンスーシービーチとの間にあるワイキキウォール下のビーチから撮影したもの。
ギリギリ海に沈む太陽が見れるかどうかというのがおわかりだと思います。
写真のデータを確認したところ、撮影日は8月26日。夏が終わる時期のサンセットですね。
後一ヶ月もすれば太陽はさらに陸地から離れた場所に沈んでいくようになります。
ワイキキが最もロマンチックな時間。誰もが優しい気持ちになれる夕日をどこで見るか?
ワイキキで一日を締めくくるのであれば、それは大問題?
ビーチ沿いのバーでライブ演奏を聞きながらカクテルを傾け過ごすマジックアワーや、
サンセットクルーズに乗船、ワイキキの沖合から眺めるというのもあり。
そうそう、サンセットクルーズの船内では常にショーが行われていて、ステージに見入ってしまい「海に涼む夕日を見るのを見逃した!」という人が続出、ということを覚えておいてください。
オススメ場所を挙げろといわれれば、迷わずここ。ショアホテル前の堤防を推します。
海に突き出しているため、前を遮るものはなし。海に沈む夕日を最後まで見ていることができる、ロマンチックプレイス。
しかしながらご覧のように堤防の幅は広くないので、少し早めに出かけて行きます。
太陽が傾くに連れ、だんだんと人が集まりだしてきました。
どーですか!ワイキキサンセット絶好調&真骨頂のお時間です。
海に突き出しているので、まるで船の上から見るような感覚。海との一体感を与えてくれます。
堤防の横には岩を積み重ねられた“堤防”も。足場を気にしなければそちらからもナイスサンセットビューが可能です。
太陽が沈んだ後もドラマチックな風景を与えてくれるかどうか、それは雲の量次第。
雲が少ないとちょっと物足りなく感じますね。とはいえ、見事な夕焼けですけど。
・・・そして夕日が沈んだ後のマジックアワー。
ロマンチックな気持ちを抱いたまま、旅人はワイキキタウンへと消えていくのでした。