【日本の心】山・鉾・屋台をユネスコが無形文化遺産に登録を決定!

日本のお祭りにかかせないものといえば、山車や屋台行事などですよね。
これは脈々と続く日本の伝統文化であり、地域によってその特徴を変えて存在するその土地独特の精神や文化を受け継いだ象徴の1つです。

今回ユネスコ(国連教育科学文化機関)はこの日本の「山・鉾・屋台」を無形文化遺産に登録すると決めました!我々の受け継いできた文化の形が世界に認められるのは喜ばしいことですね!

登録の決まった東北から九州まで18府県の33行事から今回はピックアップしてご紹介致しましょう!

角館祭りのやま行事(秋田県仙北市)

出典:Instagram
鎮守である「神明社」と「成就院薬師堂」のお祭りで、毎年9月7日~9月9日に行われています。
最大の見所は「やまぶっつけ」という山車同士のぶつかり合いです!
各丁内が”やま”を出しており、街を練り歩きますが、やま同士が鉢合わせをした時にどちらを優先して通すのかの交渉があるのですが、この交渉が決裂した場合にやま同士をぶつけて勝負をするのです!なんとも迫力のあるお祭りですね!

秩父祭の屋台行事と神楽(埼玉県秩父市)

mihoさん(@miho_shima)が投稿した写真

出典:Instagram
毎年12月1日から6日に行われる埼玉県秩父市の秩父神社の例祭です。
提灯で飾り付けられた山車(笠鉾・屋台)が曳き回されたり、冬の花火大会として全国的に知られています!
団子坂と呼ばれる坂を20tもある「笠鉾・屋台」を数多くの曳き手が曳き上げる頃に祭りは最高潮を迎え、京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並んで日本三大美祭としても数えられているお祭りなのです。
歴史的にも文化的にも非常に重要度が高いと評価されてきましたが、今回の向け文化遺産の登録によりさらにその価値が認められる形となりました。

博多祇園山笠行事(福岡市)

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福岡県福岡市博多区で毎年7月1〜15日にかけて開催されるなんと700年以上も続く伝統のあるお祭りです!
山笠(お神輿や山車と呼ばれるもの)を担いで市内を回るのですが、そのことを山笠を引くという表現ではなく「舁(か)く」と表現します。そしてその山笠を担ぐ人たちのことを「舁き手」と呼び、なんと女人禁制なのだそう。
博多祇園山笠にはおもしろい風習があります。
それは、お祭りが開催されている期間は行事参加者はキュウリを食べることが御法度だというもの。
その理由として1番強い説は「キュウリの切り口が櫛田神社の祇園宮の神紋と似ているから」というもので、キュウリを食べることで櫛田神社への不敬を禁ずるということなのでしょう。

高山祭の屋台行事(岐阜県高山市)

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岐阜県の高山市で毎年開催される、4月14~15日の日枝神社例祭「春の山王祭」と、10月9~10日の櫻山八幡宮例祭「秋の八幡祭」を総称したお祭りです。
先ほど紹介した秩父祭と京都の祇園祭と並んで日本三大美祭として数えられています。
他のお祭りと同じく山車を使うお祭りなのですが、この地方では「山車」や「曳山」のことを「屋台」と呼ぶところから「屋台行事」と呼ばれているようです。
このお祭りの屋台は各町内の屋台蔵に大切に保管されており、高山市内には幾つものこの蔵を見ることができます。
この屋台たちは装飾のされた重要な文化財のため、お祭り時期でも雨天の場合はこの蔵で待機しなければならないほど貴重なものなのです。

<今回登録された18府県の33行事一覧>

・青森県八戸市の「八戸三社大祭の山車行事」
・秋田県仙北市の「角館祭りのやま行事」
・秋田県秋田市の「土崎神明社祭の曳山行事」
・秋田県鹿角市の「花輪祭の屋台行事」
・山形県新庄市の「新庄まつりの山車行事」
・茨城県日立市の「日立風流物」
・栃木県那須烏山市の「烏山の山あげ行事」
・栃木県鹿沼市の「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」
・埼玉県秩父市の「秩父祭の屋台行事と神楽」
・埼玉県川越市の「川越氷川祭の山車行事」
・千葉県香取市の「佐原の山車行事」
・富山県高岡市の「高岡御車山祭の御車山行事」
・富山県魚津市の「魚津のタテモン行事」
・富山県南砺市の「城端神明宮祭の曳山行事」
・石川県七尾市の「青柏祭の曳山行事」
・岐阜県高山市の「高山祭の屋台行事」
・岐阜県飛騨市の「古川祭の起し太鼓・屋台行事」
・岐阜県大垣市の「大垣祭のヤマ(車へんに山)行事」
・愛知県津島市と愛西市の「尾張津島天王祭の車楽舟行事」
・愛知県知立市の「知立の山車文楽とからくり」
・愛知県犬山市の「犬山祭の車山行事」
・愛知県半田市の「亀崎潮干祭の山車行事」
・愛知県蟹江町の「須成祭の車楽船行事と神葭流し」
・三重県四日市市の「鳥出神社の鯨船行事」
・三重県伊賀市の「上野天神祭のダンジリ行事」
・三重県桑名市の「桑名石取祭の祭車行事」
・滋賀県長浜市の「長浜曳山祭の曳山行事」
・京都府京都市の「京都祇園祭の山鉾行事」
・福岡県福岡市の「博多祇園山笠行事」
・福岡県北九州市の「戸畑祇園大山笠行事」
・佐賀県唐津市の「唐津くんちの曳山行事、」
・熊本県八代市の「八代妙見祭の神幸行事」
・大分県日田市の「日田祇園の曳山行事」


日本人としては1度は行ってみたいお祭りの数々。
その土地によって風土や文化の違いが出ているため、どのお祭りも全く違う迫力とおもしろみに溢れています。
この文化と伝統を守り、今後も無形文化財として残していきたいものですね。

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