港川外人住宅を後にして、北谷町美浜のアメリカンビレッジに向かいました。突如目の前に現れるカラフルな街並み、南国感豊かな木々の向こうに沖縄の青い海がのぞめます。米軍施設の返還に伴い、1990年代から開発が進み、地域特性を生かしてアメリカの雰囲気を表現するリゾートタウンで、2004年にほぼ完成しましが、現在も時代にあわせた開発が進行しています。ランドマークであった観覧車は老朽化のために解体され、ホテル建設が予定されています。

アメリカンビレッジを、海沿いから歩き始めると、たくさんのカフェやレストラン、テイクアウトの飲食店が軒を並べます。早速目についたのは”Cafe808”。カメハメハ大王が迎えてくれます。ハワイも12月に入ると各地でクリスマス装飾が始まりますが、ここで見つけたサンタクロースがベンチに座るクリスマス専門店は、1年中開店しています。サンタとの記念写真もどうぞ。

”Pineapple Pineapple+ｙ”はパイナップルにこだわるセレクトショップ。暑い日差しに照らされたので、まずはパイナップルソフトクリームをいただきました。パイナップルの香りと甘さが広がります。日本で初めて県産パイナップルを原料にしたワインを製造した名護パイナップルワイナリーが2023年5月にオープンしました。ハワイで有名なお土産の一つパイナップル型のクッキーは実はこちらが元祖とのことで、ハワイからの問い合わせがあって今は、ハワイでの定番になっているそうです。また、パイナップルの葉はかつては廃棄されてきましたが、今では葉の部分から繊維を抽出し新たな素材として生まれ変わり、財布やカード入れになっています。軽量で耐久性が高いと評判も上々です。

アメリカンビレッジにたっぷり2時間滞在しましたが、どのお店もアメリカンな雰囲気ですが、そこには沖縄の文化との融合もたくさん見受けられました。最近は、居住エリアとしても人気で不動産も右肩上がりだそうで、特に外国人居住者も増加しているそうです。　　　　　　　　　今回は、沖縄の中のハワイを探しに歩きましたが、次回はアメリカンビレッジを出て、沖縄食文化とハワイ食文化の共通点を探してみたいと思います。めんそーれ＆Aloha！