ハワイの海岸線を軽快にドライブ。車のラジオをAM1210Hzにあわせると、突然聞きなれた日本の歌が流れます。音楽の後は、優しい女性アナウンサーの声とともに聞こえてくるのはきれいな日本語です。えっ!ここどこ?
全米で唯一の24時間日本語放送のKZOOラジオは、今年開局60周年を迎えます。ハワイローカルの日系人、日本人のの情報源として、コミュニティとして長きに渡って放送しています。そんなKZOOラジオのスタジオにお邪魔してきました。
ワイキキからほど近い、日本カルチャセンターにKZOOのスタジオはあります。今回我々をご案内いただいたのは、副社長のRobyn Furuyaさん(以下ロビンさん)。ご主人のDavid Furuyaさんがオーナーで社長です。お二人は、ハワイの名士、そのネットワークの広さもガバメント、企業からの信頼も厚く、まさにハワイメディア界の顔としてご活躍です。
伺った時間帯は、ちょうど日本のTBSラジオの放送中で、日本の生放送から30分遅れで放送しています。なぜ30分遅れかというと、日本の放送で流れる広告部分を編集し、ローカルのCMに差し替えるなど、スタジオ横の編集ブースでリアルタイムに行うためです。
KZOOラジオは、アプリを入手すれば日本でも聞くことができます。もちろん、KZOO独自の番組も放送していて、ニュースだけでなく、リスナーのお悩み相談を電話で受け付けたり、ローカルに役立つリアル情報を提供したり、そして話の合間には日本の歌が流れます。日本にいてもなかなか聞くことないような懐かしのナンバーもかかることが多いですが、歌詞カードを見ないで口ずさめる自分に嬉しいような恥ずかしいような気分に。
ラジオ放送以外にも多くのイベントも手掛けていて、クラシックコンサートやウクレレライブなど多種多様です。取材に伺った週末は、毎年恒例のOKINAWAN FESTIVALが開催されとても賑やかな週末でした。
スタジオ見学も終盤に差し掛かったところで、KZOO人気のアナウンサーNORIE GREENさん(以下ノリエさん)も合流。ノリエさんは、Youtuberとしてもご活躍で、ハワイ唯一のコスメティックインフルエンサーです。なぜか、日本のバブル時代の話で盛り上がり、懐かしの著名イタリアンのお店裏話など話は尽きませんでした。「ハワイではこんな話でなかなか盛り上がらないので、今日はうれしい!」とノリエさん。何を隠そうノリエさんは、かつて日本テレビ系列のアナウンサーとして活躍され、「ズームイン朝!」にもレギュラー出演されていました。今は日本からハワイに場所を変えて、大活躍中です。
ハワイでも日本でも気軽に聞けるKZOOラジオを一度ご体験ください。