カラカウア通りの真ん中でワイキキのランドマークとして長い間君臨してきた、旧インターナショナルマーケットプレイス。敷地の中に小さなワゴンや屋台での雑貨売り場が混在するなんともいいえない空間がありました。
その昔はハワイアンの人たちが手作りのアクセサリーを販売したり、観光客へコテコテのハワイ土産を販売していた。晩年はハワイアンの人々よりコリアンの人々が営む店が主流となってしまったけどね。
自分にとっては迷った時、困ったときのインタマ。値段もワイキキ中心部とは思えない激安っぷり。アロハスタジアムのフリーマーケットに行かなくたって、同じようなものが同じような値段で十分に手に入りました。
小腹が減った時のインタマ、長期滞在取材で着替えが不足した時のインタマ、エスニックが食べたくなった時のインタマ・・・
フードコートで安くてボリューミーな食事がしたい時のインタマ・・・。
無料でショーが見たい時のインタマ・・・。ありとあらゆる場面の応えてくれるインタマ。そう、ほぼ毎晩無料でフラショーが見ることができたんです。しかもたまにファイヤーショーまで!そんな大サービスな空間は、ある意味アロハな空間。他にはないと思います。
そんなインタマが、現在のようなモダンなモールへと姿を変えて約1年。既に懐かしいと感じているのは自分だけではないと思います。
初めてハワイに来た数十年前から姿を変えず、ずっとあったインターナショナルマーケット。名前は残りましたが、もう二度と、ワイキキにあのような素敵な空間が現れることはないのでしょうね。
ノスタルジックハワイの風景と空間がまた消えていきました。