ロイヤルハワイアンセンター(Bビルディング)3階に、見慣れたSUNTORYの文字と大きな入口が「レストラン サントリー ホノルル」。1980年の開業で今年が45周年になるハワイを代表する和食の老舗です。お出迎えいただいたのは、エグゼクティブアドバイザーの鎭守泰蔵さんとゼネラルマネージャーの礒見幸成さん。聞けば、レストランサントリーの歴史はさらに古く、1970年にメキシコに開業したのが世界1号店とのこと。こちらは創業55年ですね。5年前に改装を施したホノルル店は、明るい内装でサントリーのシンボルであるジャパニーズウイスキー「響」「山崎」が並んでいます。店内は大きく「鉄板」「和食」「鮨」の3エリアに分かれており、お好みの料理にあわせてお席が選べます。
今回は人気の鉄板焼きコーナーで、お値打ちのランチ「和州牛サーロインステーキ4ozと牛スジ煮込みカレーランチセット」をいただきます。こちらの店では宮崎牛、和州牛が使用されますが、このランチでは和州牛を使います。和州牛とはオレゴンで飼育された和牛で、日本の和牛とアメリカのブラックアンガス牛を掛け合わせたもので、柔らかさと赤身と刺しのバランスが良いのが特徴だそうです。他のコースでは宮崎牛も選ぶことができます。
エグゼクティブ鉄板シェフの山本浩二さんによれば、「外国人のお客様が多い鉄板焼きでは、和食を洋食風にするのではなく、洋食から入って和食として楽しんでいただくわかりやすい料理を提供している」そうです。和州牛が焼きあがる前に頂戴するのがサラダと牛スジカレーです。ホロホロとほどける牛スジが口に広がります。食事のお供はもちろんプレミアムモルツの樽生。神泡のプレモルはやはり最高です。ハワイの気分に合わせてマイタイも注文すれば、ハワイ気分も盛り上がります。ランチのボリュームとは思えぬ4ozの和州牛は、とても柔らかく、2種類のタレにつければすいすいと口に吸い込まれるのでした。これで28ドルは信じられないお値打ち価格ですね。夜のコースも多彩で、お肉以外にもたく際の食材がテーブルを賑わせます。特別に夜のコースにしか出てこない“ウニのプリン”をいただきました。いやー美味・美味。プレモルも、ハイボールも進むこと間違いなしです。つづく。