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ハワイのさつま芋でつくる本格焼酎「波花」は今年で11年

KOJI OTA

編集責任者

KOJI OTA

世界の酒造りトレンドは、クラフトビールやクラフトジンの注目が集まることが多いですが、ここハワイでは、ハワイ産のさつま芋にこだわって本格焼酎を造っているご夫婦がノースショアにいらっしゃいます。ハレイワにあるその会社は“ハワイアン焼酎カンパニー”。オーナーの平田憲さん、ゆみこさんご夫妻を訪ね、工場見学をしてきました。

この地で焼酎造りを始めたのは2013年。今年で11年を迎えます。アメリカオレゴン州の大学を卒業後、一般企業にお勤めだった平田憲さんですが、ハワイがお好きだということもあり一念発起して焼酎造りをこの地で始めようと決意し、鹿児島県の「万膳酒造」で焼酎造りのイロハを修行します。霧島連山に近い森の中にある万膳酒造は、1922年に創業し一時期の休業を経て今に至るそうで、木桶蒸留とかめ壺仕込みにこだわり「萬膳」などのブランドが有名です。

 万膳酒造の教えを受けた平田さんもまた、木桶蒸留と万膳酒造から譲り受けたかめ壺仕込み、米麴と何よりもハワイ産のさつま芋にこだわり本格焼酎造りに取り組んでいます。

「波花」は平田さんが手がけたハワイ産芋焼酎の銘柄。ラベルの文字は陶芸家辻村史郎さんによるもので、横文字ではなく日本語の名にした方が良いいとのアドバイスから命名されました。手づくりの小さな工場のため、春と秋の年2回蒸留。年間で約6000本の商品を生み出しますが、ローカルと観光客の方々に大変な人気で、あっという間に売り切れてしまいます。予約はできますが、ノースショアまで買いに行くことになるので、観光客にとってはタイミングと交通手段が必要ですね。

 

2013年から年2回の蒸留を行い、この秋の蒸留分が#21(21番目の蒸留)という識別ナンバーがつきます。今回はハワイ島とマウイ島のブレンドになります。8月にマウイ島で起きた山火事があったため、何かマウイのためにと、来春の#22はマウイ島のさつま芋だけで蒸留を計画しています。

 すでに今秋蒸留の#21は予約を開始しています。波花の他いくつかの種類の商品がありますので、ハワイアン焼酎カンパニーのブログをご覧ください。https://kaloimo.exblog.jp/

編集部も早速、#21を予約しようと思います。

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