ハワイでレンタカーを借りたら、誰もが一度は走る島(ほぼ)一周。通称アイランドサークルドライブコース。ワイキキを抜ければビルも喧騒もバックミラーのはるか後方に飛んでいき、島感というかハワイ感というか、旅感が盛り上がります。
アイランドサークルの途中、どこに立ち寄るべきか。はっきりいって日本のガイドブックはそこらへんの情報が薄いと思います。掲載されていたとしても、ハレイワエリアを中心に、お金の匂いがする観光客相手の店情報がほとんど。
アイランドサークル途中のローカルエリアにこそ、観光客とはほとんど無縁の名店が見つけられたりするものです。そこで今回、アイランドサークルドライブの途中、カネオヘエリアを通過する際に立ち寄ってほしい裏オアフの名店をご紹介。ほぼ観光客とは無縁、ワイキキで見られるようなお店とはひと味もふた味も違う、味わい深い店でございます。
まずご紹介したいのはこちら。ワイカネストア。ワイキキから東廻りで走って来たら、カネオヘ湾を越えた少し先の右側。西廻りで来たらクアロアランチを越えた少し先に左側、なんの前触れもなく現れれるジェネラルストア。
1898年創業の超老舗店です。以前この店のオーナーに取材をしたことがありますが、日本から渡ってきた移民一世の方が立ち上げたお店で、当時農園で働く移民の方たちを相手に商売をはじめたそうです。
店の推しは海苔巻き。看板にも書かれているように、海苔巻き推しなのであります。日本人をルーツに持つ店だけに、そのこだわりがちょっと嬉しく思います。
それとモチコチキン。もち粉で揚げる唐揚げ。これもまたジューシーなお味。どちらもドライブのお供に最適なんです。
ワイカネストア
48-379 Kamehameha Hwy
Kaneohe,
月:10:30AMー5:00 PM
火曜ー土曜:9:30AM- 17:00
日曜休み
ワイカネストアの隣にあるのがワイカネフルーツスタンド。ワイカネストアで海苔巻きとモチコチキンを買って、隣のフルーツスタンドで自家製フルーツジュースを買って行く、というのがいつもの自分のパターンです。
しかしここ、店番のおばちゃんがいつもいるわけではなく。店の前から「すいませーん!」と(日本語でもOK)、客が来たことをアピールしてください。すると裏の家からのそのそと出てきてくれます。
ワイカネストアとワイカネフルーツスタンドの位置関係はこんな感じ。
ワイカネフルーツスタンド
48-379 Kamehameha Hwy
Kaneohe, HI 96744
月ー日:10:00AM-16:00PM
最後の紹介するのはこちら。カネオへエリアの外れで、ナイスなソウルフードを食べさせてくれる店はワイホロポイファクトリー。
1905年から1971年まで約70年もの間、ポイ工場として稼働していたという由緒正しいポイレストラン。その後ギャラリーやハワイの食材を使った実験的なキッチンなどを経て2009年、創業当時のポイにこだわり、レストランへとリニューアルという、これまた歴史あるありがたいお店なのであります。
ハワイのソウルフードは、こんなオールドハワイアンな店で食べてこそ美味しいんです。コンボ、プレート、ミニ、サイドオーダーとメニューがある中、押しは“ルアウ”。スクイード(イカ)ルアウとビーフルアウの2種類があり、どちらも捨て難い。
タロイモの葉っぱとココナッツと一緒にイカもしくはビーフを入れてじっくりの混まれたスープはほんのり甘くて美味。ワイキキでは食べることの出来ない絶品。これが食べたくてわざわざやってくるローカルが多いのにも納得。ドライブの途中、カネオへ通過中は要チェックのソウルフード。ボリューム的にはミニで十分。
ワイオレポイファクトリー
48-140 Kamehameha Hwy
Kaneohe
月ー日:10:00AM-6:00PM
INFO
ワイカネストア
48-379 Kamehameha Hwy
Kaneohe,
月:10:30AMー5:00 PM
火曜ー土曜:9:30AM- 17:00
日曜休み
- 営業日:
- 月:10:30AMー5:00 PM