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溶岩に負けた兵士たちの足跡 ハワイ島 Footprints

へなしゅん

へなしゅん

昨年出した本、「ハワイ島へ行こう!」をご覧になった読者の方から「兵士たちの足跡が残る場所はどこにあるのですか?」という質問がありましたので、今回はそれについて書くことにします。

 

オアフ島やマウイ島には、カメハメハが敵軍を全滅させたという観光地があります。が、ハワイ島には、キラウエアから流れ出た溶岩がカメハメハの敵軍を全滅させた場所があります。そこには全滅した敵軍兵士の足跡が残っています。足跡があるのは、ハワイ島の「ボルケーノ・ナショナル・パーク」の敷地内です。

 

国立公園の敷地内なのですが、お金を払ってゲートから入るエリアにあるのではありません。11号線の途中にあるちょっとした路肩にクルマを停めて、歩いて入って行く場所にあります。とはいえ入り口に看板があるわけではなく、目印のようなものは何もありません。なので Google MAP などで確認しながら向かうことを勧めます。

 

とはいえ、へなしゅんの経験では何度入力してもひっかからないので、アドレスを書いておきます▼

https://www.google.com/maps/place/19%C2%B022’05.0%22N+155%C2%B022’01.0%22W/@19.3627766,-155.3670051,1622m/data=!3m1!1e3!4m5!3m4!1s0x0:0x0!8m2!3d19.3680556!4d-155.3669444?hl=en

Google Mapを写真モードで見ると、溶岩な大地の中に小さく(上の写真の矢印の先)四角いものが写っています。多分、これが目的地です。

クルマを停めた路肩から小道を通り、「ボルケーノ・ナショナル・パーク」の敷地内へと入っていきます。

 

「ボルケーノ・ナショナル・パーク」について説明されたプレートが置いてありますが、「溶岩に負けた兵士たちの足跡」についての説明はまったくありません。

 

少し先まで歩いた場所にあるプレートです。昔のハワイ島というか、当時の状況みたいなものが説明してあります。

 

説明は途中で終わっていて完結していません、続きがきになるところです。もう少し歩きましょう。

 

すると、次のプレートが出てきました。しかし英語です。難しい英語で書いてあるのでよくわかりません。スマホの翻訳機能を駆使する、もしくは辞書を持っていったほうがいいかも。

 

で、書いてあるのはカメハメハがハワイ王国をつくる前の話。ハワイ島版の関ヶ原みたいな戦さのことです。

ちろっと解説しましょう。1779年、ハワイはキャプテン・クック(西洋世界)に見つけられてしまいました。その時、ハワイ島を仕切っていたのは「カラニオプウ」という王でした。カラニオプウは、自分の息子「キワラオ」を跡取りに指名し、「カメハメハ」を軍隊の長にして亡くなります。これが気に入らなかったキワラオは、カラニオプウの死後、カメハメハをやっつけようと考えましたが、逆にやられてしまいます。秩序を失ったハワイ島は3つに別れ、内線が始まりました。

 

カメハメハがマウイへ攻め入った時のことです。ハワイ島の南を仕切っていたケオウアは、これはチャンスと、カメハメハの留守を攻め入ろうとします。が、ここでキラウエアが噴火しました。

 

ケオウアの軍隊は、この溶岩にやられて全滅してしまいました。カメハメハは神を味方につけている!と評判になります。そこからカメハメハは各島の王を倒し、ハワイ王国を立ち上げました。

 

200年以上前のことですし、ハワイアンは文字を持っていなかったので、最初は作り話と言われていました。

 

ところが、西洋人たちがやってきてからとんでもないものが見つかります。それがここにあります。

 

「Footprints」。 なんと!全滅したケオウア軍の足跡があったのです! 

 

久しぶりに行ったら、なんだか姿が変わっていました。なんじゃこら。ちなみに…

2004年に行った時は、こんな感じでした。中にある足跡を直に見ることができました。

今思えば、こうして直に見たことがあるというのは嬉しいことだったのかもしれません。いやしかし、どれが足跡なのか、正直言ってよくわかりませんでしたけど。

 

今はガラス越しに見ることができるようになっています。まわりにいくつかのプレートで解説が書かれているのでいろいろ勉強になると思います。

というわけで、「流れてきた溶岩で全滅した兵隊の足跡」でした。

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