ic_mapカウアイ島

サイミン一筋70年。島で最古の名店、葉村

山下 マヌー

スマートリップ・ハワイ編集長

山下 マヌー

ハワイで生まれた麺といえば、サイミン。ラーメンでもうどんでも琉球麺でもない、エビと鰹で出汁をとった薄味のスープの麺とでも表現したらなんとなくイメージできますか?家系こってりラーメン大好きな日本人にとっては、なんとも微妙な味・・・というか物足りなさをかんじるかもしれない麺なのは確かです。

「SAIMIN」という語源もよくわかっていないようですが、プランテーション時代に日本からハワイに渡ってきた移民によって、農作業の合間に簡単に食べられるものとして作られたのが最初だということです。そんな歴史がありながらも残念ながらワイキキ界隈で真っ当なサイミンを食べさせてくれる専門店は皆無。そんな状況のなか、創業70年という名店がカウアイ島に存在しています。

店の名前はHAMURA SAIMIN。漢字では葉村サイミンというので、おそらく(というか絶対に)日本からやってきた葉村さんという方が初めたお店を、子孫の皆さんが今日まで守ってきたと思われます。

葉村サイミン、人気です、それもものすごく人気です。ほら、こんなふうに店内はいつもローカルで満席状態。オアフ島ほどではないにしても、カウアイ島だってそれなりに古いものが壊され、新しいものへと移り変わってきました。だけど葉村サイミンがこの場所で70年もやってこれたというのは、これはもう奇跡です。というか、奇跡の味を持つサイミンとしか思えません!

 

これがその奇跡の持続力を保つ葉村のサイミン。写真は“スペシャル(撮影当時2018年の値段(以下同)$9,25)”。若干茶色がかったスープに浮かぶのはオーセンティックかつ伝統のサイミンには欠かせないなると巻、それにハムとキャベツとお肉と餃子のようなワンタンとタマゴと野菜がトッピングされた人気のメニュー。因みにシンプルな“レギュラー”はSサイズ$6,75。

サイミンをオーダーする際、スティックも一緒にオーダーするのがローカルスタイル。葉村ではBBQというメニュー名でチキンとビーフの2タイプを、それぞれ一本$2.50でご用意しております。小皿の辛子は串にではなく、サイミンに溶かして使います。実際のところはオアフ島で食べるサイミンのほうが美味しいような気がします。だけどなんというか、ここには味を超越したなにかがあるんです。観光客がそれほど多くないカウアイ島で1951年ヌードルスタンドとして創業以来、約70年盛業ってスゴイです。

ハワイではマクドナルドのメニューにもあるほど、ローカルにとって欠かせないサイミンは、ポケなどと並びハワイのソウルフードともいえる食べ物。次回のハワイ旅で、本物のサイミンを食べてみてください。

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