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高級レストランのシェフ、ジョン・マツバラ氏によるランチスポットがOPEN!

フローリック・ハワイ編集部

フローリック・ハワイ編集部

ハンバーガーステーキ、クラブサンドイッチ、塩ビーフとクレソンのスープ ※撮影:THOMAS OBUNGEN

ジョン・マツバラ氏が私の大好きなシェフの一人になったのは、ショートリブとマイクロクレソンがトッピングされたフォアグラ丼に、ポトフと呼ばれるフレンチビーフシチューの熱々スープが注がれた瞬間でした。一口食べて、その美味しさのあまりに思わず笑みがこぼれてしまったのは、大好きなハワイの伝統料理のクレソンのスープ。「スーパーボールを観ながら飲み過ぎてしまい、翌日二日酔いになってしまったときにこれを作るんですよ」と、マツバラさん。

緊張気味?のジョン・マツバラさん。いつもはもう少し親しみやすい感じですよ。

マツバラシェフのお料理を家にテイクアウトできるなんて、本当にありがたくて光栄なことです。「アランウォン」やニューヨークの「タブラ」、ミシュラン星付きの「ジーン・ジョージズ」、「カヌーハウス」、「ステージ」などの錚々たる高級料理店でシェフをしていた彼の料理を持ち帰れるなんて、通常ならまずありえないでしょう。

実は彼の料理を最初に食べた時、印象的ではありましたがそれほど記憶に残るというほどでもなかったのです。ワイキキの「アズール」や「ジャペンゴ」などにいた頃は、まだそれほど注目もしていませんでした。ところが、ブルーミングデイル・アラモアナ内の「フォーティーキャロッツ」の裏メニューであるポトフは、2016年もっとも心に残った一品。ジョイオブサケ2017では、イクラとあられをまぶした一口サイズの鰹節のおにぎりを配り、そこに冷たい塩レモンのスープを注ぐという料理を披露してくれました。一口食べれば「この味はお茶漬けだ」と気づきます。

“お茶漬け”という料理を知らない人のために説明すると、残ったお米に温かいお茶を注いで味わう日本のつつましい食事のひとつ。このときの味とパフォーマンスに驚きを感じるのと同時に、懐かしさを感じました。

現在のマツバラシェフは、モイリイリにある「カフェ・アナシア」という親戚が営むスポーツバーで、彼だけが思い付くことのできる絶品料理をランチタイムのみ販売しています。自動車ショップの立ち並ぶベレタニア通りの一角という場所にあり、高級料理のお店という雰囲気ではありません。

ここは、マツバラ自身の最初のレストラン。キッチンには、彼と下ごしらえをするコックのみ。妻のジェイミーと母親のアーリーン、長年共に働いてきた同僚たちがホールを担当しています。駐車場担当のボブさんは「カフェ・アナシア」の人気者。そのボブおじさんによれば、「開店2週間目は開店直後の2〜3倍の車が停まっていた」そう。

マツバラは5種類のサンドイッチ(McBara burgerなど)と5種類のサラダ、プレートランチ各種、“I Am Vegan”という日替わりのビーガン料理に加え、その時に彼の思い付いた料理(ちなみに昨日は、バターを絡めたリブアイにガーリックとローズマリーのポテト、ローストしたマッシュルームがついたものでした)を提供しています。デザートには、チュロスマラサダやマシュマロクラックと呼ばれるヴァローナのチョコレートガナッシュとマシュマロバターのクリームで作ったチョコレートケーキも。来年以降、マツバラ氏はダウンタウンにもお店をオープンする予定だそうです。

さて、それでは「フィースト・アット・アナシア」で味わえるメニューの数々をご紹介しましょう。

温かいバター風味のカニにと厚切ベーコンのサラミ$15。写真はベーコンを入れる前の状態。バターで風味づけされた新鮮なカニがバターでトーストしたパンの間に挟まっていて、味付けも最高でまさに夢心地です。とにかく、バターがたっぷり!

とっても美味しい塩ビーフとクレソンのスープ$15(ミニサイズは$10)。これはポトフではなく、文字通り塩漬けのお肉とクレソンのスープで柔らかく塩味の効いたビーフが唐辛子のブイヨンに漬かっています。ライス付き。

ヒロスタイルのハンバーガーステーキ$14(ミニサイズは$9)。ヒロスタイルと名付けたのは、当時ヒロで仲良くしていた料理人たちが、オイスターソースとガーリックで味付けしてからステーキを焼いていたからだそうです。柔らかく芳醇な自家製のパテをオイスターソースとガーリックソルトで味付けしてから焼き、そこに玉ネギのグレービーソースをトッピング。(撮影時にはマッシュルームのストックがたくさんあったので、写真はマッシュルームと玉ネギのグレービーソースになっています)。ここ2週間でもっとも売れたメニューです。

マッシュルームのビスクとマッシュルームのミニサンドイッチ$10。もし、本日のスープがこれだったら、迷わずサンドイッチコンボをオーダーしてください。旨味たっぷりのアイオリソースがふんだんに塗られたチャバータの間に、濃厚なマッシュルームの香りが漂います。同様に濃厚なビスクはクリームによってさらに旨味がアップ。

バターを絡ませた温かいカニとグリーンパパイヤのサラダ$15。新鮮な甘いカニの身、細切りのグリーンパパイヤのピクルスとレモングラスのドレッシングのかかった巨大な生のケールが付いています。罪悪感を感じざるを得ない一品。

ぜひ、一度行ってみてください。

※現地の駐車場は小さめなのでご注意を。

〔原文 Look what’s open for lunch in Moiliili  BY: MARI TAKETA〕

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