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ハワイの海水を使ったクラフトビールとは?

フローリック・ハワイ編集部

フローリック・ハワイ編集部

ビールと聞いてほとんどの人が思い浮かべる原材料は、大麦・ホップ・イーストの3つでしょう。しかし、Aloha Beer Co.(アロハ・ビア・カンパニー)製造所の監督であるDave Campbell氏は、もっとも大切なのは“水”ではないかと考えたようです。

Cambell氏曰く、“本当に良いビールの神髄は、本当に良い水にある”、“ビールの歴史は古いけれど、現在でも醸造に使用する水によって変化し続けている”とのこと。

なるほど、確かに!グローバル経済の昨今、醸造所は穀物やホップ、イーストを世界中から調達できます。だからこそ、醸造所が位置する場所で採取される水こそが、ビールのベースとなるローカル原材料ということになるわけですね。

ワイマナロで採取された海水で醸造されたMakai Pier Gose(マカイ・ピア・ゴーサ)

Gose(ゴーサ)は16世紀のドイツで生まれたビールで、コリアンダーと天然酵母を使ってハーブと酸味のバランスを調和させているのが特徴です。Gose Riverの近くであまり美味しいとは言えない水を使用して醸造されたため、Goseという名前が付けられて塩分の効いたスタイルに仕上がりました。

Cambell氏がこのGoseのレシピをハワイ風にアレンジしようとまず向かった先は海。ワイマナロののビーチ、マカイ・リサーチ・ピア近くで海水を採取し、醸造に使用。煮沸することで海水を滅菌し、ビールの後味に強い塩の香りを残しました。

大きく息を吸い込むと、柑橘・コショウ・ハーブと入り混じってかすかにコリアンダーの風味がします。後味に塩の香りのする混じり気のないこの小麦ビールが、ここハワイの東海岸で生まれたんだと思いながらチビチビやるのって最高じゃないですか?

何世紀にも渡って進化を続ける中で、アメリカの醸造家たちは果物を用いて酸味のレベルを引き上げてきたため、Goseスタイル(塩とコリアンダーでフレーバーをつけるのが最大の特徴)は酸っぱいビールとしてのイメージが定着。また、海水を使用する代わりに塩だけを加えたりもしました。しかしながらCambell氏は伝統製法を忠実に守り、海水を加えることでこのユニークなビールを世に生み出しています。

ほんの1パイント(約500cc)飲んでみれば、きっとあなたもこんなに美味しい海水はないと納得するでしょう。

〔原文 This craft beer is brewed with ocean water 〕

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